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カラスビシャク、ハンゲ


畑や乾燥した荒地に広く自生している球根の多年草で、しつこい雑草として嫌われています。丸い球根の皮をむき乾燥させたものが生薬の「半夏(ハンゲ)」で、昔は農作業の草取り方々この球根を集めて薬屋に売ったところから「ヘソクリ」の別名が生まれたそうです。


毒草名  カラスビシャク(烏柄杓)、半夏(はんげ)、ヘソクリ、Pinellia、カラスノオキュウ、ヒャクショウナカセ
学 名  Pinellia ternata BREITENB.
特 性  サトイモ科 ハンゲ属、田畑や道端に自生する多年草
花 期  5〜8月
仲 間  ムラサキハンゲ、シカハンゲ、オオハンゲ
毒部位  球茎
成 分  蓚酸カルシウム、アラビナン(Arabinan)、ホモゲンチジン酸,4-ジハイドロキシベンズアルデヒド、エフェドリン(Ephedrine)、コリン(Choline)
症 状  皮膚炎、えぐい


 

球根を細粉して鼻に吹き込むとくしゃみでるので卒倒の気付けに用いられました。

  





塊茎は半夏(ハンゲ)と呼ばれ漢方処方に配剤されます。

-------- オオハンゲ(Pinellia tripartita (Blume) Schott) --------

 

大きなハンゲというワケなのでしょうが、一応別物です。本州の中部以西の暖地に分布し、やや日陰の林などを好みます。


 

≪MEMO≫
・半夏(はんげ):夏安居(げあんご)の真ん中45日目のこと。
・夏安居(げあんご):『インドでは毎年雨期にあたる4月から7月の約100日間、布施行や托鉢ができないために、一箇所に定住して学問修行に励みました。日本でもその風習が伝わり、天武14年(685)からは鎮護国家の行事として、十五大寺で毎年4月16日から7月15日までの90日間、仁王般若経、最勝王経の講義をしていました。』
・十五大寺:奈良を中心とする十五の大寺の総称でニ説あり。
 [延喜式]東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、西大寺、法隆寺、新薬師寺、招堤寺、本元興寺、東寺、西寺、四天王寺、崇福寺、弘福寺
 [拾芥抄]東大寺、興福寺、薬師寺、元興寺、大安寺、西大寺、法隆寺、新薬師寺、不退寺、法華寺、超昇寺、竜興寺、招提寺、宗鏡寺、崇福寺
・漢方薬草:半夏=熱病・胃のしこり・喉の腫瘍・目眩・汗止め。[下薬]
・草丈:20〜30cm


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